巷では「950点の壁」とも言われるように
TOEICで950点とるのは簡単ではありません。
私も受験回数は少ないものの、
取得には1年半ほどかかりました。
- 2017年12月:835点(R425 L410)
- 2018年12月:890点(R445 L445)
- 2019年4月:950点(R455 L495)
そこで今回は900~950点を目指している方々に向けて、950点の難易度・メリット、おすすめの勉強法、とるべき戦略についてまとめました。
この記事を読めば、TOEIC900~950点を最短距離で達成できる方法が分かるので、ぜひ最後まで読んでください。
- 大学時代にTOEIC950点取得
- 大手金融機関のアセマネ部門にて勤務
- 簿記2級、宅建、証券アナリストを保有

TOEIC950点の難易度

「敵を知らずして、勝利なし」ということで、難易度について簡単に説明します。
まずTOEIC900点の難易度は他の記事でこのようにまとめています。
- TOEIC900点は受験者の上位3%
- TOEIC900点は英検1級/IELTS7.0/TOEFL 95と同等の難易度
- 平均点から900点到達には約900時間かかる

900点以上が受験者の上位3%というのは分かったけど、950点以上の割合はどうなんだろう?
900点から950点に上がると、難易度は更に上がります。

2022年12月18日午後に行われた直近の公開テスト(第311回)のデータから各スコアの割合・偏差値を計算すると下記のようになります。
スコア | 割合 | 偏差値 |
---|---|---|
990点 | ー | 73.1 |
950点 | 上位1.8% | 70.8 |
900点 | 上位3.6% | 67.9 |
800点 | 上位14% | 62.0 |
700点 | 上位30% | 56.1 |
受験者層のレべルが高い公開テストで上位1.8%なので、
IPテスト受験者も含めるとその割合は上位1%くらいに落ち着くと思います。
以上より、950点を取得する難易度はやはり高いことが分かります。
TOEIC950点をとるメリット
900~950点をとることはとても難しいですが、その分メリットも大きいです。
- 就職や転職で有利になる
- 昇進に役立つ
- 英語以外の能力も高く見られる
- 英語でも情報収集ができる
- 自分に自信がもてる
- モテるようになる
特に就職や転職市場での価値の高さは群を抜いています。
サークルは幽霊部員でバイトも頑張ってこなかった私でも、TOEICのおかげで就活を苦戦することなく乗り切ることができました。
TOEIC950点に必要な正答数
950点をとるにはほぼ全問正解しないといけないと考えている人は多いと思います。
私もそう思っていましたが、実際は違います。
スコア換算表をもとに私が計算した、950点とるために必要なLとRのスコアの組み合わせ、ミス数は下記の通りです。

上の表を見ると一番多くミスが許されるのはリスニングで455点、リーディングで495点とるパターンとなります。
しかし、私がおすすめするのはリスニングでのミスを最小限にする戦略です。
リスニングはリーディングと比較して、
- 点数が取りやすい
- ムラが出にくい
- 多くの人にとって伸びしろがある
という特徴があり、リスニングで満点近くを目指す勉強が最も合理的と考えます。
参考:TOEIC950点は何問ミスまで許される?
参考:TOEIC900点は何問ミスまで許される?
TOEIC950点をとったリーディングの勉強法

以上をふまえて実際にどのように勉強したのか紹介していきます。
私がリーディングで9割を取るためにした勉強は下記の4つです。
- 「金のフレーズ」で語彙力アップ
- 「でる1000問」で文法問題の正答率アップ
- 実践問題集で解答スピードアップ
- スタディサプリTOEICでアウトプット&苦手を補完
具体的なステップについて下記の記事で詳しく解説してます↓
TOEIC900点越えの私がリーディングで9割とるためにした勉強法・時間配分・コツを徹底解説
TOEIC950点をとったリスニングの勉強法
私がリスニングで満点を取るためにした勉強は以下の5つです。
- 媒体を問わず毎日英語を聞く
- 試験1~2か月前からは毎日スクリプトを聞く
- 新しい問題に触れ続ける
- 実戦形式で先読みスキルを磨く
- 復習は1.1~1.2倍速&シャドーイング
具体的なステップについて下記の記事で詳しく解説してます↓
私がTOEICリスニング満点を取るためにした5つの勉強法とコツ
海外経験のない私でも以上の5つを繰り返すことで、満点がとれたので再現性の高いおすすめの勉強法です。
リスニングはリーディングよりも点数が取りやすく、伸ばしやすいので、
少しでも早くスコアを上げたいという方はまずはリスニングから注力してみてください!
TOEIC950点とるために使用したアプリ
通勤や通学などのスキマ時間に活用していたのが英語学習アプリです。
アプリを選ぶ上でぜひ意識してほしいのがアプリを使用する目的を明確化すること。
- アプリを普段の学習の補助教材として使いたい
- アプリ単体でTOEIC対策をしたい
- モチベーションが上がり、気軽だけどTOEICにも活きるアプリがいい
ここを見誤るとTOEIC学習の妨げになる可能性もあります。

ゲーム感覚で英単語を学べるアプリで結構な時間を無駄にしました笑
実際に使用して良かったアプリは以下の5つです。
- スタディサプリTOEIC TOEIC
- abceed
- Santaアルク
- バイリンガルニュース
- TOEICトレーニングテスト
それぞれの目的はスタディサプリ②、abceed①、Santaアルク②、バイリンガルニュース③、TOEICトレーニングテスト①です。
アプリの内容やどう使っていたかは下記の記事で詳しく解説してます
TOEIC900点をとるのに実際に効果を実感できたおすすめの英語学習アプリ5選
\ たった3分で登録!今なら7日間無料! /
参考:スタサプで900点をとった勉強法
参考:スタサプの口コミ・評判まとめ
TOEIC950点をとるために使用した参考書
「TOEICの参考書は多すぎる!」ということで、
私が実際に使用して良かった参考書を紹介します。
- でる単特急 金のフレーズ
- 新メガ模試1200問 vol1&vol2
- 文法問題でる1000問
単語帳は「金のフレーズ」一択、文法対策には「でる1000問」1択だと思います。
実践問題集は好みの分かれるところですが、個人的には「新メガ模試」がイチ押しです。
解説がない代わりに1冊に6回分の模試が収録されている圧倒的大容量がおすすめポイントです!
詳細はこちらの記事で紹介してます↓
【これだけで十分!】私がTOEIC950点をとるために使用した王道のおすすめ参考書3選
TOEICをどのくらいの頻度で受けるか
どのくらいのスパンでTOEICを受ければいいのか悩む人は多いと思います。
たくさん受けすぎてもお金がかかるし、受けないと試験の緊張感に慣れないし、それぞれにメリット・デメリットがあります。
私は自身の経験や友人の取り組み方を見て、
- 1年以内に結果を出すなら3か月に1回
- 2年以内に結果を出すなら6か月に1回
が理想の頻度ではないかと感じました。
もちろん個人差はあると思いますが、「毎月受験」「年1回以下の受験」はおすすめしません。
理由など詳しくは以下の記事で解説しています↓
TOEICを受ける頻度は?950点をとった私のおすすめは〇か月に1回【勉強スケジュールも紹介】
最後に
いかがだったでしょうか。
今まで紹介した勉強法や取り組み方など、1つでも参考にしてみよう!と思ってもらえるものがあれば幸いです。
また、「短期間で効率的にスコアを伸ばしたい!」「独学では自信がない!」という方はTOEIC対策の講座やアプリを利用することも一案です。ぜひ検討してみてください。
参考:【2023年】TOEIC対策講座おすすめランキングTOP5

実際には話せなくてもTOEIC の点数が高いだけで、就活や転職などの機会に高評価を得られる時代です。その恩恵を受けてきた私としてはTOEICを頑張る方の背中をぜひ押していきたい所存です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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