TOEICで高得点を目指しているけど、
「リーディングがなかなか伸びない!」
と悩まれている方は多いのではないでしょうか。
私もその1人でした。
リーディングはリスニングよりも点数が取りにくいんですよね。
そこで今回は私が9割達成のために実践したおすすめの時間配分・勉強法・コツについて解説しようと思います。
TOEICで高得点を取って、キャリアに役立てたい方はぜひ最後まで読んでみてください。
- 大学3年時にTOEIC950点を取得
- 大手金融機関のアセマネ部門にて勤務
- 簿記2級、宅建、証券アナリストを保有
TOEICリーディングで9割達成したおすすめの時間配分
Rパートは75分で100問を解かなければいかず、タイムマネジメントが非常に重要です。
私は初受験のときは10問以上解けずに残してしまいました。。。
同じような経験をした方も多いのではないでしょうか。
そうならないためにも自分にあった時間配分を見つけておく必要があります。
私は演習を繰り返す中で下記の時間配分が理想と感じ、目安にしていました。
Rパート | 時間配分 | 1問あたりの 解答時間 |
---|---|---|
Part5 短文穴埋め (30問) | 7分 | 12~15秒 |
Part6 長文穴埋め (16問) | 8分 | 30秒 |
Part7 1つの文書 (29問) | 25分 | 55秒 |
Part7 2つの文書 (10問) | 10分 | 1分 |
Part7 3つの文書 (15問) | 20分 | 1分20秒 |
合計70分です。試験の回によって、文量に差があるので、5分間の余裕をもたせていました。
私の場合、他の受験者よりもPart5・6にかける時間が短いので、もう少し文法問題に時間をかける配分にしてもいいと思います。
模試で演習をするときは、1パートを解き終わるごとに時間を確認する癖をつけ、自分に合った時間配分を見つけましょう!
【TOEIC Part5対策】9割取ったおすすめの勉強法とコツ
ここからはPart別に私がしていた勉強とコツを紹介していきます。
Part5は下記のような短文穴埋め問題を1問15秒ペースで解かなければならず、悩んでいる時間はありません。
Jamal Nawzad has received top performance reviews (______) he joined the sales department two years ago.
(A)despite (B)except (C)since (D)during
※正答:(C) since
そのため1回読めば文構造と全ての単語が頭に入るよう語彙力と文法力の向上が不可欠です。
高校レベルの英文法と単語をマスターする
TOEICで出題される文法や単語は高校で習う範囲と重複しています。
高校レベルの英文法を完全に理解できていない方や、文法問題に苦手意識がある方は、まず高校レベルの文法を網羅した参考書を手に取って総復習しましょう。
英 文 法 | |||
---|---|---|---|
英 単 語 |
上記以外でも学生時代に使っていた参考書が残っていれば、そちらを活用してみてください。
その際、全てを読み直す必要はなく、苦手な単元や忘れている箇所だけ読めば十分だと思います。
私は”仮定法“や”現在完了形“が苦手だったので、高校の授業で使っていた「Next Stage」でよく復習していました。
「金のフレーズ」で英単語のインプット
高校レベルの基礎固めが終わったら、
次は”TOEICのための対策“にシフトしましょう。
TOEICに出題される英語はビジネスシーンに特化しているので、高校・大学受験で出題される英単語では網羅できません。そのため”TOEICに特化した”単語帳でのインプットも不可欠です。
私は「でる単特急 金のフレーズ」を使っていましたが、単語帳は正直コレ1択だと思います。
TOEIC頻出の英単語がレベル別に計1,000単語載っており、質・内容・コスパ全てが文句なしの一冊です。
1番の魅力はその網羅性にあり、全て覚えてからは模試や試験で知らない単語に出会うことはなくなりました。
実践した勉強法はいたってシンプルです。
『毎日できるだけ多くの単語に触れる』
英単語を覚えるときは1回で覚えようとするのではなく、毎日薄い記憶を積み上げていくのが効果的です。
私は通学時などスキマ時間で毎日300単語に目を通し、何十周も繰り返していました。
暗記の精度については「英語⇒日本語」の和訳ができれば十分です。単語をみたときに頭にパッとその意味が浮かぶようにしておきましょう。
「でる1000問」で文法問題の正答率向上
高校英語をマスターできていれば、Part5で知らない文法知識が出てくることはないでしょう。
一方で先ほど触れましたが、
- ビジネスシーンにちなんだ文章が多い
- 語彙/品詞/前置詞問題の出題割合が高い
などTOEICならではの傾向があるので、やはり”TOEICに特化した”問題集での対策がおすすめです。
私は「L&Rテスト文法問題でる1000問」を使用しました。
問題数は1,049問と大容量で、難しい問題も多く収録されています。
- 全ての問題を一周する
- 間違えた問題・正解したが自信のない問題に印をつける
- 印をつけた問題だけを解く
- ②③を印がついた問題がなくなるまで繰り返す
- 実践演習の問題集や英語アプリを活用してアウトプットする
ここでは解くスピードは考えず、文法知識のインプットと正答率アップに集中しましょう。
私はこの参考書を網羅することで、Part5は30問中27問正解を下回ることはなくなりました。
スタディサプリで解答スピードアップ&苦手補完
「金のフレーズ」と「でる1000問」を一通り終えたら、あとは問題を解きまくりました。
ここからは時間を意識して1問10秒ほどで解く練習をしていきます。
その際に使用していたのがスタディサプリTOEICの”TEPPAN英単語・英熟語“です。
コンテンツ | 内容 |
---|---|
TEPPAN 英単語・英熟語 | 1500語の英単語、530語の英熟語が収録され、4つのレベルに分けられている。 |
パーフェクト講義 英文法 | TOEICに必要な英文法を、満点講師の関先生の動画講義付きで理解できる。 |
パーフェクト講義 | 関先生の講義でTOEICの頻出パターンを網羅できる。 |
実戦問題集&実戦問題集NEXT | 試験20回分、計4,000問の実践問題を解ける |
基礎英文法 | 中学レベルの英文法を解説動画で分かりやすく解説。 |
1分クイズ | 1分程度でちょっとした英語の豆知識を学ぶクイズ。 |
2,000語以上の単語・熟語を収録しているので、問題を解きまくりたかった私には最適でした。
月額約3,000円かかりますが、最初の7日間は無料で、無料期間中の解約であれば料金はかからないので、アウトプットの量を増やしたい方は試してみてください。
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解く中で、時間がかかってしまう、あるいは理解の浅い単元があれば、その都度「でる1,000問」や高校英語の総合参考書に立ち返って復習しました。
【TOEIC Part6対策】9割取ったおすすめの勉強法とコツ
続いてPart6では出題される文章は4つ、1つの文章につき4問、計16問あります。
Part5とPart7が混ざったような問題形式となっているため、それぞれ対策していれば、Part6に特化した対策は不要でしょう。
私も特段対策はしていませんでしたが、意識していたことはあるので2つ紹介します。
1度読んだら読み直さない意識
先述の時間配分の通り、
Part6を8分で解き切るためには、1文章あたり2分しかかけられません。
加えて、Part5のように空欄の前後を読めば解ける単語穴埋めだけでなく、文章全体の理解が問われる文章穴埋め問題もあるので、最初から文章全体を読む必要があります。
そんな厳しい時間的ハードルを越えるには一度読んだ箇所は読み返さない意識が重要です。
- 全て読んでから4問まとめて解くのではなく、解きながら読み進めていく
- 流し読みはせず、1度で理解しきれるくらいのスピードで読む
スピードを意識するあまり、理解が浅くなって読み直すことがないよう精度とスピードのバランスを心掛けてみてください。
単語穴埋めは先に選択肢に目を通す
Part6は1つの文章あたり4問出題され、
そのうち最初の3問は単語穴埋めであることがほとんどです。
私は文章を読む前に、単語穴埋めの選択肢を先読みして問われている内容が語彙/品詞/前置詞/接続詞のどれに該当するのかだけ確認していました。
何も知らない状態で読んで選択肢を確認するより、「空欄には何かしらの前置詞が入る!」とイメージしながら読む方が速く解けます。
ぜひ試してみてください。
【TOEIC Part7対策】9割取ったおすすめの勉強法とコツ
Rパート100問のうち54問を占めるPart7は1番時間をかけて対策しました。
以下2つ紹介します。
実践問題集で解答スピードを上げる
Rパートの時間が足りない原因となっているPart7。
初受験で10問も解けきれなかった経験をしてから、時間を計って行う実践演習に注力しました。
各Partが解き終わるごとに経過時間を確認し、Part7は以下のようにさらに細かく時間管理するのがおすすめです。
Rパート | 時間配分 | 1問あたりの 解答時間 |
---|---|---|
Part7 1つの文書 (29問) | 25分 | 55秒 |
Part7 2つの文書 (10問) | 10分 | 1分 |
Part7 3つの文書 (15問) | 20分 | 1分20秒 |
読解精度を高めるには同じ問題を繰り返し解くのも重要ですが、スピードを上げるには新しい問題に触れ続けるのが効果的です。
そのため、使用する問題集は模試の収録数が多い下記の3つがおすすめです。
商品画像 | |||
---|---|---|---|
商品名 | 新形式精選模試リーディング3 | 新メガ模試1200問 VOL.2 | でる模試 リーディング700問 |
収録内容 | 模試5回分(Rのみ) | 模試6回分(LとR両方) | 模試7回分(Rのみ) |
価格 | 2,090円 | 2,640円 | 2,640円 |
特徴 | 本番より難易度がやや高く、解説が丁寧 | リスニングパートも収録されているが、解説なし | リーディングの問題量が最も多いが、解説なし |
私は3つとも使用しましたが、特におすすめなのは「メガ模試」です。
収録している模試が6回と多く、難易度が本番に近いので、時間配分を意識した勉強に最適です。
スタディサプリTOEICでアウトプット
紙の問題集と併用していたのが、「スタディサプリTOEIC」です。
Part5対策では”TEPPAN英単語・英熟語“を使用していましたが、Part7対策では”実践問題集&実践問題集NEXT“を使用していました。
コンテンツ | 内容 |
---|---|
TEPPAN 英単語・英熟語 | 1500語の英単語、530語の英熟語が収録され、4つのレベルに分けられている。 |
パーフェクト 講義英文法 | TOEICに必要な英文法を、満点講師の関正生先生が動画講義付きで解説。 |
パーフェクト 講義 | 関先生の講義でTOEICの頻出パターンを網羅できる。 |
実戦問題集&実戦問題集NEXT | 試験20回分、計4,000問の実践問題を解ける |
基礎英文法 | 中学レベルの英文法を動画付きで分かりやすく解説。 |
一番の魅力は1日約100円で試験20回分、計4,000問の問題が解けることです。
公式問題集(約3,000円)で収録されているのが試験2回分であることを考えると、かなりのボリュームです。
上記の問題集をある程度解き終えて
「問題集にこれ以上お金をかけたくない」
「でも新しい問題を解きたい!」
という方におすすめです!
個人的には1~2か月だけ加入して短期集中型で取り組むのがおすすめ。
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【参考】スタサプで900点を目指す勉強法
【参考】スタサプの口コミ・評判まとめ
【参考】スタサプの無料期間に確認すべきこと4選
設問を先に読む
長文問題あるあるですが、
「1つの長文を読み終わる頃には、前半の内容を忘れてしまう」ということはありませんか。
前半部分に関する設問を見て、「あれ?どんな内容だったけな?」ともう一度前半を読み直していては、大きなタイムロスになってしまいます。
そのため、長文では設問を先に読んでおくことをおすすめします。文章を読むときにどういったポイントに注意すべきか頭に入れておくことで、要点を逃さずに読み進めることができるようになります。
長文問題における設問の先読みは鉄則ですが、前半のシングルパッセージは戦略の分かれるところです。文書量が少ないため、内容を覚えられる人は先読みをしない方が速く解けます。私はシングルは先読みせず、ダブル・トリプルのみ先読みをしていました。
当たりの回を引くまで受け続ける
TOEICの問題は回によって、難易度や自分との相性にバラつきがあります。
スコアの正答性は「本来の実力±50点」と言われているように、900点とる実力がある人でも850点となることあれば、850点の実力しかないのに900点とれてしまう場合もあります。
ですから、難易度が相対的に低い回、自分との相性がいい回で上振れを狙うのもありでしょう。
特に顕著なのは文章量です。Part7のトリプルパッセージは1つ1つの文書の文章量が回によって大きく異なる印象です。文章量は時間内に解き切るうえで大きな要素となるので、文章量が少ない回を引くまで、愚直に受け続けるのも1つの選択肢になります。
TOEICリーディング9割とれる対策まとめ
Part5対策まとめ
- 高校レベルの英文法と単語をマスターする
- 「金のフレーズ」で英単語のインプット
- 「でる1000問」で文法問題の正答率向上
- スタディサプリで解答スピードアップ&苦手補完
Part6対策まとめ
- 1度読んだら読み直さない意識
- 単語穴埋めは先に選択肢に目を通す
Part7対策まとめ
- 実践問題集で解答スピードを上げる
- スタディサプリTOEICでアウトプット
- 設問を先に読む
- 当たりの回を引くまで受け続ける
以上、リーディングで高得点を取るための時間配分・勉強法・コツについて解説しました。
比較的点数がとりづらいRパートで9割とれれば900点はもちろん、900点台後半もぐっと近づきます。
今回紹介した勉強法で1つでも取り入れてみようと思ってもらえると幸いです。
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今回はリーディングについて解説しましたが、当ブログでは手っ取り早くスコアを上げるならリスニングに注力することをおすすめしています。
リスニングパートで満点をとった勉強法についてはこちらの記事で紹介しています↓
普段はTOEICの他にもキャリアに役立つ資格について情報発信しているので、興味をもってくださった方はぜひご覧ください。最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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