現在大学生である皆さんの中には、
「就活に向けてTOEICを受けておこう!」
と考えている方も多いのではないでしょうか。
私も当時その1人で、TOEICを頑張ったおかげで就活を楽に乗り越えられた経験があります。
しかし始める際に悩ましいのが、
TOEICをいつから、何回、どのくらいの頻度で受けるかだと思います。
そこで今回は私の経験も踏まえて、おすすめの受験スケジュールを紹介します。
- 大学3年時にTOEIC950点を取得
- 簿記2級、宅建、証券アナリストを保有
- 大手金融機関アセマネ部門に勤務
【前提】大学生はいつからTOEIC受けるべきか
TOEICをいつから受けるかを語る上で、以下の前提条件が重要です。
- いつまでに目標スコアをとるか
- 何回受験するか
- 受験する理想の頻度は
①大学生はいつまでに目標スコアをとるか
まずいつまでに目標スコアをとるかによって、学習開始時期は変わります。
就活のスケジュールをふまえると、
夏インターンの選考前、つまり大学3年の春頃までにとっておけると理想です。
内定に直結する夏インターンを開催する企業も多く、この選考を有利に進められる恩恵は大きいためです。
「それには間に合わない!」という方は、
夏インターンと冬インターンの間、つまり大学3年の冬(12~1月)までに取っておきましょう。
この時期まではまだ時間に余裕があるので、12~1月の試験回で受験しましょう。逆にこれ以降は、冬インターンの参加やESラッシュで忙しくなるので、おすすめしません。
②TOEICは何回受けるべき?
続いて目標スコア達成までに何回受験するのが良いか。
結論としては3~4回は受験機会があると望ましいです。
TOEICに求められるのは、
「英語力」ではなく「TOEIC力」であるという方もいるように、正確性とタイムマネジメント力の両方が求められるTOEIC独特の受験形式に慣れる必要があります。
慣れるのに2回、学習成果を発揮するのに1~2回と考えると、合わせて4回は目標スコア達成までに受けるとよいでしょう。
③TOEICを受ける理想の頻度は?
前提の最後はTOEICを受ける頻度についてです。
個人的には3~6か月に1回が良いと思います。
3か月に1回なのか、6か月に1回なのか、
それは今あなたが大学3年の春or冬までにどのくらいの時間が残されているかによります。
目標スコア達成までに4回受験するのであれば、以下の頻度となります。
- 1年以内に結果を出すなら3か月に1回
- 2年以内に結果を出すなら6か月に1回
なぜ毎月、年に1回じゃダメなのかについては下記の記事で詳しく書いてます。
【詳細記事】TOEICを受ける頻度は?950点ホルダーが考えるおすすめの頻度
【結論】大学生はいつからTOEIC受けるべきか
以上3つの前提より、大学生はいつから受けるべきなのかについて解説します。
大きく分けて4つの学習スケジュールがおすすめなので、ぜひ自分に合うものを参考にしてみてください!
- 大学1年の秋冬から6か月に1回のペースで受ける
- 大学2年の春から6か月に1回のペースで受ける
- 大学2年の夏から3か月に1回のペースで受ける
- 大学2年の冬明けから3か月に1回のペースで受ける
①大学1年の秋冬から6か月に1回のペースで受ける
この大学1年の秋冬から受けるスケジュールが最も理想のパターンです。
6か月に1回の受験頻度でかつ夏インターン前に取り終えるので、無理のないスケジュールで最大限TOEICを就活に活かせるでしょう。
また大学受験からあまり日が経ってないので、そのときの知識も最大限活かせます。
なお2年間TOEICの学習をずっと続けるのではなく、受験2か月前から対策することでメリハリのある学習をするのがおすすめです!
②大学2年の春から6か月に1回のペースで受ける
「すでに大学2年生だけど、余裕のあるスケジュールで頑張りたい!」という方には上記スケジュールがおすすめです!
3回目の受験で良いスコアが出れば、そこで止めても良し、本選考前に更なるスコアアップを目指すのも良しで柔軟に対応できるスケジュールとなります。
ちなみに私は上記に近いスケジュールで3年の春に上振れたのでTOEIC対策は切り上げました!
- 大学1年12月:835点(R425点 L410点)
- 大学2年12月:890点(R445点 L445点)
- 大学3年4月:950点(R455点 L495点)
③大学2年の夏から3か月に1回のペースで受ける
「夏インターン前にTOEICのスコアは欲しいけど、短期集中で取り組みたい!」という方におすすめのスケジュールです。
1年間はずっとTOEICと向き合うことになるので、自己管理能力とストイックさが求められます。
④大学2年の冬明けから3か月に1回のペースで受ける
「就活まであまり時間ないけど、TOEICを武器にして臨みたい」という方におすすめのスケジュールです。
就活と同時並行と進めることになるので、スキマ時間でアプリや単語帳も活用しつつ勉強時間を確保しましょう。
就活に役立つTOEICスコアを目標にしよう
学習スケジュールが決まったら、次に目標スコアを設定します。
自身の就活の経験と友人から聞いた話より「このくらい取れてるといいよね!」というラインを紹介します。
結論、最低700点、800点あると有利、900点あれば無双できます。
自分の現状と就活までの期間を踏まえて目標を立ててみてください!
TOEIC700点以上
英語がやや得意であり、TOEIC受験済の就活生・社会人のボリューム層がこのラインだと思います。
だからこそ大手企業の面接では、少しは有利に働くものの、周りと差別化できる武器にはなりません。
一方で、周りの友人から話を聞くと大企業のグループ会社など中堅~大手企業には一定評価をもらっている印象です。
TOEIC800点以上をとった場合
周りの大手を受けている就活生の多くは800点以上を目指して取り組んでいました。
海外事業に力を入れている企業では海外部門に行くための要件を800点以上と定めている企業は多いです。
面接の際にこのスコアがあれば海外で活躍するポテンシャルもあると評価してもらえるでしょう。
800点台をとって大手信託銀行を受けた友人は面接で褒められたそうです!
TOEIC900点以上をとった場合
外資の企業相手にも有利に働くのが900点以上です。
以下はTOEICスコア要件を定める外資企業の一覧ですが、どの企業にも引っかからないことが分かります。
会社名 | TOEICスコア | 部署 |
---|---|---|
アマゾン ウェブサービス | 750点 | 一般 |
韓国サムスン電子 | 860点 | 一般 |
マッキンゼー | 900点 | 一般 |
ゴールドマン サックス | 850点 | 一般 |
AIGグループ | 900点 | 一般 |
私は950点を取得して就活に臨んだ結果、大変役に立ちました。
面接官に「点数高いね!」と言ってもらえることも多く、特に海外事業に力を入れている銀行や化学メーカーでは良い評価をもらい、内定もいただけました。
周りの900点以上取れていた友人も就活に苦戦していたイメージはないので、英語に自信がある方はぜひ目指してみてください!
大学生におすすめの効率的学習法
学習スケジュールと目標スコアを決めたら、あとは効率的に学習するのみです。
最後に私がTOEIC900点到達のためにした勉強法を簡単に紹介します。
受験2か月前までのスケジュール
私はメリハリのある学習をするために試験2か月前まではTOEIC対策はしていません。
しかし、リスニング力は一朝一夕では上達せず、日々の積み重ねが大切なので、何かしら英語を聞くようにはしていました。
- 洋楽を聴く
- 洋画を観る
- 英語系のYoutubeを観る
- バイリンガルニュースのポッドキャストを聞く
- TEDアプリで英語スピーチを聞く
この方法でストレスなく、楽しく続けられたのでぜひ実践してみてください。
他にも苦でなければスキマ時間に単語帳を見るのも良いかと思います!
受験2か月前からの勉強法
受験2か月前からは本格的にTOEICを意識した学習を開始します。
TOEIC900点を達成したリーディング勉強法
私がリーディングで9割を取るためにした勉強は下記の4つです。
- 「金のフレーズ」で語彙力アップ
- 「でる1000問」で文法問題の正答率UP
- 実践問題集で解答スピードアップ
- スタディサプリTOEICでアウトプット&苦手を補完
具体的なステップを詳しく解説してます↓
TOEIC900点越えの私がリーディングで9割とるためにした勉強法・時間配分・コツを徹底解説
TOEIC900点を達成したリスニング勉強法
私がリスニングで満点を取るためにした勉強は以下の4つです。
- 毎日スクリプトを聞く
- 新しい問題に触れ続ける
- 実戦形式で先読みスキルを磨く
- 復習は1.1~1.2倍速&シャドーイング
具体的なステップを詳しく解説してます↓
私がTOEICリスニング満点を取るためにした勉強法【非帰国子女・非留学者でも簡単】
最後に
いかがだったでしょうか。
英語力は伸ばすのには時間がかかります。
なのであなたが今大学生ならぜひ早いうちから準備をしてください。私も早いうちに始めたおかげでTOEICの恩恵を受けることができたので、全力で背中を押させていただきたいと思います!
もう時間がないという方もアプリや資格スクールなど活用しながらぜひ最後まで追い込んでみてください!
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普段はTOEICを中心に資格学習法など発信しているので、他の記事もご覧ください。最後まで読んでいただきありがとうございました!
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