TOEICと簿記、就職・転職に有利なのはどっち?両方取得した私が実際に就活をして感じた価値

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TOEIC 簿記 どっち
とらんきー
とらんきー

こんにちは!
とらんきーと申します!

「就活・転職のために資格をとろう!」
と調べていくと必ず上位に出るTOEIC簿記

両方取得したいけど、どっちの方が優先順位が高いのか知りたい方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は学生時代にTOEIC950点と簿記2級を取得した私が就活などを通じて、どっちの方が有利に働くと感じたかを解説していきたいと思います!

この記事を書いている人
  • 大学時代にTOEIC950点と簿記2級取得
  • 大手金融機関のアセマネ部門にて勤務
  • 宅建、証券アナリスト、FPを保有
目次

前提:TOEICと簿記、どっちが就職・転職に有利?

大前提として、TOEICと簿記、どっちの方が有利に働くかは以下により変わってきます。

  • 日商簿記1級か2級か3級か
  • TOEICのスコア
  • 目指す業界

これらを踏まえて

  • TOEICのスコアごとの価値
  • 簿記の級ごとの価値
  • 何点とれればTOEICが良いのか
  • 何級であれば簿記がいいのか

について、個人的な経験をもとに解説していきたいと思います。

TOEICのスコアごとの価値

まず、TOEICスコアごとの価値イメージについて解説していきます。

参考:TOEICは何点からすごい?就活経験からスコアごとの評価を徹底解説

900点以上:外資・グローバル企業相手にも武器になる

外資の企業相手にも有利に働くのが900点以上です。

下記はTOEICスコア要件を定める企業の一覧ですが、どの企業にも引っかからないことがお分かりいただけると思います。

会社名TOEICスコア部署
アマゾンウェブサービス750点一般
韓国サムスン電子860点一般
マッキンゼー900点一般
ゴールドマンサックス850点一般
AIGグループ900点一般

私は950点を取得した状態で就活に臨みましたが、大変役に立ちました。

面接官に「点数高いね!」と言ってもらえることも多く、特に海外事業に力を入れている銀行や化学メーカーでは良い評価をいただけたんだなと感じました。

周りの900点以上取れていた友人も就活に苦戦しているイメージはなく、

ここまで取れていれば、更なる高みを目指すのではなく、他の資格に取り組んで良いと思います。

参考:【就活無双】大学生のうちにTOEIC900点台を取ったおかげで就職で苦労しなかった話
参考:【本当にすごい?】TOEIC900点のすごさ5選!

800点以上:大手企業相手に武器になる

いわゆる大手企業相手にも武器になるのが800点以上であり、TOEICのスコア要件を定める日系企業のラインは大体超えてきます。

会社名TOEICスコア部署
ソフトバンク730点一般
出光興産600点一般
ニトリ600点一般
NTT東日本700点一般
アサヒビール650点一般
野村ホールディングス860点グローバル
住友不動産800点一般
三菱自動車700点事務職
パナソニック860点国際広報
大阪ガス800点国際会計
三菱電機700点営業

私の周りの大手を受けている人はこの800点以上を目指して取り組んでいました。

グローバル化が進む中、海外事業の部門に行くための要件を800点以上と社内で定める企業は非常に多いです。

面接の際にこのスコアをもっていれば海外で活躍する素地もあると評価してもらえるでしょう。

余談ですが、私の友人は800点以上とっていることにしたくて面接で嘘ついた結果、入社後、証書見せてと言われて焦ってました。嘘はやめましょう笑

参考:TOEIC800点の”すごさ”!実体験から英語レベルと勉強法も解説

700点以上:中堅~大手企業相手に武器になる

英語がそれなりに得意であり、すでにTOEICを取得している就活生・社会人のボリューム層がこのラインだと思います。

だからこそ大手企業の面接でも有利には働くものの、周りと差別化するほどの武器にはなりにくいです。

一方で、周りの友人から話を聞くと大企業のグループ会社など中堅~大手企業には一定評価をもらっている印象です。

ぜひ、このラインにいる方はあともうひと踏ん張りして800点台に乗せることをおすすめします。

600点以上:プラスにもマイナスにも働かない

2021年度のTOEICの平均点は611点であることから、全受験者の中のボリューム層がこのラインとなります。

<引用>IIBC

英語ができるとも英語ができないとも評価されないスコアであるため武器にはなりにくいです。

現在TOEICだけもっているのであればスコアを上げるか、他の資格を取得することをおすすめします。

600点以下・・・役に立たない

400~500点台は英語が得意ではないという方々のレベルかと思います。

辛辣ですが、就活においては基本的に有利に働かないです。

大手企業などを受けるのであれば書かないほうがいいラインかと思います。

しかし、ここからTOEICを頑張りたいという方はぜひ700点以上を目指してみるとよいと思います。

日商簿記1級・2級・3級の価値

簿記の級ごとの価値イメージは以下の通りです。

日商簿記1級の価値

簿記2級・3級から難易度がぐっと上がり、合格率は10%弱とかなり希少性の高い資格です。

簿記1級を取得しているだけで、上場企業の経理部門確約コースでも選考を有利に進めることができます。

ただ知識としてはかなりマニアックであるため、一般企業で勤務するにはオーバースペックと言われることが多いです。

公認会計士の受験者の踏み台にされることが多い資格でもあるため、簿記1級の取得を目指すのであれば、その先の会計士まで見据えることをおすすめします。

実際に私の周りでも簿記1級を目指して勉強していた人は1人もおらず、あくまで会計士の勉強をしている人がおまけとして取得している印象です。

日商簿記2級の価値

簿記2級は企業から最も求められる資格の1つです。基本的な会計ルールを網羅しており、経理人材として大手企業相手にも会計リテラシーの高さを評価してもらえます。

私は就活時ではなく、内定後の配属で活かされました。会計と運用の部署を志望していたのですが、簿記2級の勉強を通して会計に興味をもったこと、自分に向いていると感じたことをお伝えしたら、会計知識が求められる運用部門への配属が決まり、その効果の絶大さを実感しました。

勉強時間は約300時間、合格率は20%前後と簡単な資格ではないですが、

最近ではネット受験など受験機会は多くあるので、ぜひ挑戦してみてほしい資格の1つです。

参考:独学3ヶ月で簿記2級・3級を同時合格した私が実際にしたおすすめ勉強法とスケジュール
参考:簿記2級に価値はある?実際に取得して感じたメリット5選を丸の内金融マンが解説

日商簿記3級の価値

簿記3級を取得すると社会人の一般常識ともいえる基礎的な会計知識が身に付きます。

例えば、貸借対照表や損益計算書を読めるようになり、企業の経営状態が分かるようになります。

そのため経理などのコーポレート部門で働くのに必要な一般知識があることをアピールできます。一方で勉強時間100時間、合格率50%前後と易しい資格ではあるので、強力な武器とはなりづらいです。

したがって、簿記3級を目指すのであれば上位資格である簿記2級も同時に目指されることをおすすめします。

私自身3級と2級は同時に受験しましたが、2級の勉強をしていれば3級は滑り止めとして余裕をもって合格できると感じました。

結論:TOEICと簿記、どっちが就職・転職に有利?

以上を踏まえて私は簿記とTOEICの価値は以下のように対応していると考えます。

TOEIC日商簿記
900点以上
800~900点1級
700~800点2級
600~700点3級
600点以下

この表を見ると簿記1級を過小評価しすぎじゃないか!と感じる方もいらっしゃると思いますが、先ほども触れたように、経理・会計専門職を目指す人以外にとっては簿記1級はオーバースペックですし、その難易度からコスパは良くないと考えます。

したがって、頑張ってTOEICで800点以上取得できる方なら、簿記よりもTOEICに注力することをおすすめします

TOEIC700~800点と簿記2級はほぼ同じ価値であり、どっちの方が自分が到達しやすいかを基準に先に取得する資格を決めると良いと思います。

一方で600~700点ぐらいの点数を見込むなら、簿記2級の方がおすすめです。

簿記もTOEICも汎用性の高い資格ですが、どっちから取得するか悩まれている方はぜひ参考にしてみてください。

おすすめのTOEIC講座・簿記講座をまとめているのでぜひご覧ください!

TOEICはこちら↓
【2024年】TOEIC対策講座おすすめランキングTOP5

簿記2級/3級はこちら↓
【2024年】簿記スクールおすすめランキングTOP5

最後に

いかがだったでしょうか。私の経験、友人からの話をもとにTOEICと簿記がそれぞれどのように就活・転職で有利に働くのか解説しました。

就職・転職市場価値の観点からお話してきましたが、

「グローバル企業で働きたい!」

「会計分野で専門性を磨きたい」

のように明確に目指す業界がある方は、もちろん自分のキャリアに直結する資格取得に励んでくださいね!

私は学生時代に資格の勉強をしていたおかげで、特に頑張ったことがなくても、就活で苦戦せず、自分の行きたい会社に行けました。そのため、理想のキャリアを歩むために資格取得を目指す方の背中を自信をもって押すことができます!頑張ってください~!

普段はTOEICと簿記以外にもキャリアに役立つ資格について情報発信をしているので、興味のある方はぜひ他の記事もご覧ください!

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この記事を書いた人

金融機関の運用部門に勤める20代社会人です。

〇保有資格一覧
・TOEIC950点
・宅地建物取引士
・証券アナリスト
・簿記2級
・FP3級 など

このブログでは「資格で人生をより豊かに」をテーマに情報発信をしていきます。

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