2024年も8月に突入し、宅建の試験まで残すところ2か月となりました。
申し込んだはいいものの、今になって
「7月全然勉強できなかった!」
「今から本気出せば間に合うだろうか」
と焦っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は実際に大学2年生のときに独学合格した私が残り2か月弱で合格するための勉強スケジュールを徹底解説します!
- 学生時代に宅建を取得
- 大手金融機関のアセマネ部門にて勤務
- TOEIC950、簿記2級、証券アナリストを保有
宅建合格に必要な勉強時間
一般的に宅建は合格のためにどのくらい勉強する必要があるのでしょうか。
大手資格スクール各社は下記の勉強時間を必要としています。
- 資格の大原・・・200~400時間
- TAC・・・500~600時間
- LEC・・・300~400時間
- アガルート・・・300~400時間
500時間や600時間は言い過ぎだと思いますが、300時間ほど確保することが望ましいです。
しかし、9月から10月中旬までの約50日間で毎日6時間勉強するのは不可能だと思います。
つまり、
①テキストでインプット
②過去問でアウトプット
③復習&解きなおし
のような正攻法では間に合わないです、、、
そこで、今回は正攻法ではありませんが、私がおすすめする超効率的にボーダーラインまで押し上げる勉強法を紹介します。
9月からの勉強スケジュール
9月上旬
まずはテキストを買いましょう。
私が使用していたのは、
『わかって合格る宅建士 基本テキスト』です。
フルカラーで図解が多く、タイトルのように理解して合格することに重点が置かれている参考書です。
結構分厚いですが、「民法」「宅建業法」「法令上の制限」「その他関連知識」の各単元ごとに小冊子になっており、切り離すことができるので持ち運びにも便利でした!
こちらを使用して9月上旬はテキストを読んで広く浅く理解することに努めてください!
1週間で1周、2週間で2周くらいできると望ましいです。
この段階では民法独特の法律用語や用途地域の細かい制限、各数値など暗記する必要はなく、まずは範囲の広さの把握、全体像を掴むことを意識しましょう。
9月下旬
9月の下旬からはテキストを読みながら過去問を解くことでインプットしていきます。
過去問についても、
『わかって合格る宅建士 過去問12年プラス』がおすすめです!宅建は過去に出題された問題をいかにとりこぼさないかが重要なので、12年というボリュームが重宝します。
本来ならこの時期は6年分くらいはテキストを読みながら解くインプットと残り6年分は自力で解くアウトプットを同時に進めていきますが、
9月から本腰を入れる場合はインプットがまだ不十分なので、12年分全てテキストを読みながら解くことをおすすめします。
12年分の問題に触れる中で、下記のことを意識してみてください!
- 頻出範囲の法律・条項、数字を暗記する
- 選択肢の誤り方のパターンを理解する
- テキストを読みながらでも解けない問題には印をつける
テキストも100%網羅できているわけではなく、過去問の中にはテキストに記載のない論点についても出題されることもあるので厄介です。(特に民法で多いです)
そしてこの時期から毎日4時間くらいは勉強時間が欲しいです。
(平日2時間、土日9時間でも大丈夫です!)
9月下旬の2週間で過去問12回分を解こうとすると1日1回分くらいのペースで解く必要があります。
私の経験則上、テキストを読みながら解くと1回あたり平均3時間くらいかかり、これに見直しを合わせると4時間はかかります。
特に最初は解答の根拠がどこにあるか探すのにかなり時間を要します。
このようにして9月末まではインプットを進めていきましょう。
10月上旬~試験本番
10月に入ったらアウトプットに注力しましょう!
過去問12回分を次は自力で解いていきます。いざ解いてみると一度解いたことあるのに、すっかり忘れてしまっていることを痛感すると思います笑
おそらく2回目でも35~40点くらいしか取れません。しかし、間違えた10~15問と勘で正解した問題には印を付けて、直前期に復習すれば問題なしです!
自力で解く場合は回答時間で1時間半、見直しで1時間半ぐらいかかると思いますので、1回あたり約3時間要します。この計算で1日4時間ほど勉強時間を確保できれば、10日で1周できます!
試験までの残りの約5日~1週間は下記に注力してみてください!
- テキストで対応できない問題の復習
- 間違えた問題の復習
- 勘で正解した問題の復習
- テキストで頻出範囲の暗記
今までのスケジュールを見て、過去問以外の問題は解かなくていいのか?と不安になる方もいるかと思います。しかし、大丈夫です!
市販の予想問題集も基本的に過去問を元に作成していること、他の受験者も過去問の勉強で終始しているケースが多いことから、徹底した過去問対策こそが相対評価である宅建試験で上位に入るうえで必要十分の対策となるのです。
とはいえ心配な人もいるかと思います笑
そういった方には
『みんなが欲しかった!宅建士の直前予想問題集』がおすすめです。
予想試験問題が4回分も収録されており、著者もかなり有名な方です。
過去の出題傾向を踏まえた出題がメインなので、過去問を2周している方なら35~40点はとれるのではないかなと思います!
今までのスケジュール通りに勉強すれば、本番では余裕合格とまではいかなくてもボーダーライン(34~37点)までは乗せられると思いますのでぜひ頑張ってください!
9月から宅建合格を目指す方へ
今までのスケジュール通りに勉強すると勉強時間は150時間くらいになります。
決して十分な時間ではありませんが、30点台を得点する実力がついていれば合格できる可能性は十分あります。
宅建は30点の実力に到達するのにかかる時間は短いですが、30点を40点に上げるのにはかなりの労力が求められます。
受験者の得点分布を見ると20点台後半から30点台中盤の人がほとんどです。加えて、全て選択問題であることから、問題との相性、自身の直感で5点くらい上振れることは全然あります!
以上、こちらを読んで9月から頑張る方の励みになっていれば幸いです!
宅建を取得して具体的にどう役に立ったのかは下記の記事でまとめております。不動産業界に行かなくても、役立つ機会は多くあることがお分かりいただけると思います!
普段は宅建以外にもキャリアに役立つ資格について、情報発信をしていますので、興味をもっていただいた方はぜひ他の記事もご覧になってください!
宅建講座TOP5はこちら↓
講座 | フォーサイト | アガルート | スタディング | クレアール | 資格の大原 |
---|---|---|---|---|---|
おすすめ度 | (5.0 / 5.0) | (4.5 / 5.0) | (4.0 / 5.0) | (3.5 / 5.0) | (3.5 / 5.0) |
価格 | 59,800円 (バリューセット1) | 71,280円 (入門総合カリキュラム) | 19,800円 (スタンダード) | 59,800円 (完全合格パーフェクトコース)(割引前) | 151,500円 (宅建士合格コース) |
合格率 | とても高い (76.1%) | 高い (64.8%) | 非公表 | 非公表 (約40%) | 非公表 |
コスパ | 良い | 良い | とても良い | 良い | お高め |
サポート体制 | 充実 | 充実 | 少なめ | 充実 | とても充実 |
おすすめ 対象者 | 確実かつ短期で合格を目指したい方 | バランスのとれた安心の講座を受講したい方 | 費用を抑えて合格を目指したい方 | 非常識学習法でコスパ良く合格を目指したい方 | 通学しながら確実に合格したい方 |
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