こんにちは!
とらんきーと申します!
ネットで「TOEIC 就活」と検索すると、
「就活無双!」「TOEICは意味ない」のように
TOEICが就活に役立つのかについて論争が繰り広げられています。
実際に今、就活のためにTOEICを勉強している人にとって、これはかなり気になるのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、
- 大学生でTOEIC900点台を取得し、就活が楽に進んだ私の実体験
- TOEICに取り組むべき人、そうでない人
- 900点とるために実践した勉強法
についてお伝えしようと思います。
TOEICを頑張る皆さんのモチベーションに繋がると思いますので、ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
- 学生時代にTOEIC950点を取得
- 大手金融機関のアセマネ部門にて勤務
- 簿記2級、宅建、証券アナリストを保有
大学生でTOEIC900点を目指した経緯
まずはじめに私のスペックは以下の通りです。
- 早慶
- 非体育会系・非留学経験者
- 非長期インターン経験者
- 海外旅行サークル←ほぼ幽霊部員
勉強は苦手ではありませんでしたが、それ以外はかなり凡人です。
意識が高い人が多くいたので、嫌でも就活の情報は入ってきますが、強みがないことに焦りを覚えていました。
英語ペラペラの帰国子女や体育会系が多いうえに、経済学部ということもあり、周りに公認会計士の勉強している人も多く、毎回彼らと比べては「ヤバい!」と思っていました。
サークルも幽霊部員だったので、カッコいいガクチカもなく、危機感がありました。
そこで何か強みが必要だと考え、自分のサークルの話とも繋げやすいTOEICを頑張ることに決め、結果的に950点(L495/R455)を取得できました。
TOEIC900点で就活無双できたエピソード
さてここからが本題です。
私がTOEIC950点で臨んだ就活の結果はざっくり以下のような感じです。
エントリー | 28社 |
内定 | 5社 |
最終面接辞退 | 3社 |
2次面接落ち | 3社 |
2次面接辞退 | 1社 |
1次面接落ち | 3社 |
1次面接辞退 | 4社 |
ES/GD/動画落ち | 9社 |
内定先の内訳はメガバンク、メガ信託、大手保険、財閥系化学メーカー、大手石油エネルギーです。TOEIC以外に強みがなかった割には奮闘したのではないかなと思ってます。
続いて選考の中でTOEIC900点が活きた場面について3つエピソードを紹介します。
- 財閥系化学メーカー1次面接
- メガバンク1次面接
- 大手石油エネルギー3次面接
TOEIC900点で就活無双できたエピソード①財閥系化学メーカー
このメーカーは海外事業に強みをもち、穏やかな人柄を重視することで有名でした。
また、採用の時点で英語力を見ており、文系内定者の半数以上が留学者or帰国子女です。内定をもらった会社の中でもおそらく1番倍率が高かったと思います。
つまり、英語力がないと勝負の土俵にすら立てないので、非留学経験者や非帰国子女はTOEICをもって自分の英語のポテンシャルをアピールする必要がありました。
1次面接でやはりTOEICのスコアに触れられました。
『最も力を入れて学んだ学業の内容を教えてください』というESの設問を踏まえて、、、
面接官「英語頑張ったんだ、たしかにTOEICの点数高いね、すごいな。海外とか住んでたの?」
私「いえ、海外経験はないのですが、勉強して何とか取ることができました。」
面接官「いやー勉強しても中々取れる点数ではないよ笑 この会社の人はキャリアの中で一回は海外転勤があるからその英語力は役立つよ。私自身もこれまでに2回ニューヨークに、、、」
英語に関する質問を終えたあとは雑談ばかりだったので、あとはこの企業が求めていそうな穏やかで謙虚で真面目な学生感を出すことのみ意識しました。
2次面接も何故か雑談ばかりで、そのまま最終面接も通過しました。(正確には次は3次面接と案内されていたのですが、終わった後にいきなり内定通知の電話がきて最終だったことを知りました)
この化学メーカーはまさにTOEICと人柄だけで受かった印象です。自分でも何故受かったのかよくわかっていないです笑
ただ1つ言えることはグローバル企業は英語力がないと土俵に立てないですが、裏を返せばTOEICで英語力さえアピールできれば、他に強みがなくても十分戦えるということです。
グローバル企業に興味がある方は、「留学してないから」、「帰国子女でないから」と諦めるのではなく、英語力のポテンシャルがあることをアピールできるようTOEICを頑張ってみることをおすすめします!
TOEIC900点で就活無双できたエピソード②メガバンク
国内市場縮小に伴って、海外事業に注力していくのが現在の銀行業界のトレンドです。
中でも海外の顧客基盤が大きい某メガバンクの面接において、TOEICの経験が活きました。
1次面接で下記のようなやりとりがありました。
『どうして金融業界を見ているのか』という質問に対し、
「高度な専門性が求められる金融業界は常に学び続ける姿勢が重要と考えており、新しい知識に触れ、理解できることの幅が広がったときに喜びを感じる私にとって最適な環境だから」的な回答を踏まえて、、、
面接官「実際に主体的に何かを学んだ経験はありますか?」
私「はい、海外で英語を聞き取れなかった悔しさから英語学習に注力し、TOEICでは950点を取ることができました。」
面接官「すごいね、どうやってそんな点数がとれたのか教えてください」
私「まず、大学の英語の講義で帰国子女が多い上級クラスに入り、予習復習を欠かさず、1年間講義に食らいつきました。また、動画サイトの英語配信や英語スピーチが見られるアプリなど、媒体を問わず2年以上毎日英語に触れることで達成しました。」
的なことをお伝えしたら反応はとても良かったです!
2次面接でも勉学のことについて聞かれ、英語学習について答えました。
3次面接はほぼ雑談で今のところ最高評価であること、最終面接に向けて意識すべきことなどを教えていただきました。
最終面接はやや圧迫気味にひたすら志望理由について詰められましたが、耐えに耐えてその場で内定をもらえました。非インターンルートで6/1に内定を出したのは私を含めて3人だけだったそうでかなり良い評価をもらえていたみたいです。
- 学習をいとわない知的好奇心の高さ
- 継続的に努力できること
銀行は入行後、多くの資格取得を求められること、長いスパンで専門性を磨く必要があることから、上記の2つはよく見られていたと感じました。
TOEICの話を通じて、知への好奇心、実際に行動に移す行動力、1~2年勉強できる継続力を説明したことが銀行員に求められる資質のアピールに繋がったのだと思います。
もちろんTOEIC以外に頑張った学業の話をしても良かったのですが、TOEICの良さは努力の成果を定量的に示せるところにあります。
TOEICであれば①点数の目標設定をして②それに向かってどう試行錯誤したのか③結果的に何点を取れたのかという努力の過程をイメージさせやすいです。
しかもその点数が900点ともなれば高い水準で学習していたこと、グローバル人材としての成長も期待できるということで大きな武器になると身をもって実感しました。
TOEIC900点で就活無双できたエピソード③大手石油エネルギー
この大手エネルギー石油会社は高給かつホワイトで人気のある企業でした。文系採用は狭き門で、留学経験者や勉強ができる体育会系などがほとんどでした(内定者専用サイト調べ)。
3次面接では面接官にこのようなことを言われる一幕がありました。
WEBエントリーシートを見ながら、、、
面接官「へぇ~、英語できるんだ」
(話せるわけではないんだけどなと思いつつ)
私「はい!英語の勉強は頑張ってました」
TOEIC900点が「錯覚資産」として機能したケースがこちらです。錯覚資産とは人々が自分に対して抱く、自分にとって都合のいい思考の錯覚のことです。
今回のケースだとTOEICが950点ということだけで、実際は話せないのに英語が話せると勘違いしてもらえたことを指します。
「TOEICの点数が高いだけで、話せるわけではないです」と正直に答えるのではなく、あえて否定せずに英語堪能キャラのまま内定をもらうことが出来ました。
余談ですが、就活をした1年後、留学していた友達がこの企業から内定をもらって就職していました。
今振り返るとTOEICの点数が高かったおかげで、留学経験者や帰国子女と同じ土俵に立てていたのだと思います。そう考えるとかなりコスパの良い資格だと感じます。
大学生でTOEIC900点を取るべき人
私が経験した就活を踏まえて、以下3つのどれかがあてはまる人は大学生のうちにTOEICに取り組むことをおすすめします。
大学生のうちにTOEIC900点を取るべき人①グローバル企業志望
今、就活を振り返るとTOEICについて触れられたのはやはり海外事業に力を入れている企業が多かったです。
上述の3企業の他にもこれから海外展開に注力していくことを中計などで示している企業ではよく聞かれました。
こういった企業では入社後にも、TOEIC800点以上という昇格要件があったり、海外赴任するのに900点以上を要するなど、TOEICのスコアを求められることがよくあるので、時間がある大学生のうちにとっておくことをおすすめします。
大学生のうちにTOEIC900点を取るべき人②就活で活きる強みがない
スポーツやサークルやバイトなど学生時代に何かに没頭したことがある学生は不要と思いますが、
私のように何かに打ち込んでこなかった人は資格があると楽になります。
色々資格はありますが、業界問わず汎用性が高いこと、定量的に結果が得られることから、「何でもいいから資格欲しい」という人はまずTOEICを選択肢に入れてみてください。
TOEICでは英語力だけでなく、知的好奇心や自身で設定した目標に向かって長期的な努力をできる点も同時にアピールすることで、弱いガクチカを補完できます。
ただあくまでもTOEICなどの資格は最終兵器であり、すでに部活など頑張っていることがある人はそちらに時間を使いましょう。
大学生のうちにTOEIC900点を取るべき人③TOEIC800点台
大学生のうちにすでにTOEIC800点取れている人はグローバル企業に興味がなくても、他に頑張っていることがあっても900点を目指すことをおすすめします。
800点から900点までの壁は高く見えて、実は低いです。
一方で800点と900点とでは周りからの見られ方、評価のされ方が全然違います。
現在800点取れている人はあと少しの努力で、さらに甘い蜜を吸えるのでぜひチャレンジしてみてください!
参考:TOEIC900点のすごさ5選!私の実体験や難易度から目指すべき理由を解説
TOEIC900点を達成した勉強法まとめ
TOEIC900点を取って就活を有利に進めたいという方に向けて、最後に私が275時間の勉強でTOEIC800点を取って、そこから950点まで伸ばした勉強をお伝えします。
主に以下の3つを意識して学習しました。
- 単語力・文法力の向上
- リスニングで得点を稼ぐ意識
- 解答スピードUP&時間配分の設定
①単語力・文法力の向上
英単語はL・Rパート両方で土台となる基礎力。
900点を取るには試験に出る単語は全て知っている状態が望ましいです。
また得点源であるPart5の30問の文法問題で満点近くを取れるように文法力の向上も欠かせません。
私が初受験から950点到達までずっと使用していたのが「金のフレーズ」と「でる1000問」です。
商品画像 | ||
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商品名 | 出る単特急金のフレーズ | 文法問題でる1000問 |
収録内容 | 1,000以上の頻出単語 | 1049問の文法問題 |
価格 | 979円 | 2,530円 |
特徴 | 過去の出題傾向を反映した 圧倒的な網羅性 | Part 5で出題される文法事項を 網羅した1冊 |
両方とも超王道ですが、知らない単語に出会わなくなり、Part5の文法問題も安定して28~30問正解できるようになったので、迷ったらとりあえずこれで良いと思います!
【参考記事】TOEIC Part5の出題傾向を調査!9割とれる対策と時間配分
②リスニングで得点を稼ぐ意識
一般的にリスニングの方が得点しやすいため、
最短で900点をとるには以下のような「L>R」の得点配分がおすすめです。
- L480 R420
- L475 R425
- L470 R430
※いずれもミス数15問、正答率92.5%程度
一方でリスニング力は一朝一夕では身に付かないので、次のような学習をコツコツ積み上げていきました。
- 媒体を問わず毎日英語を聞く
- 試験1か月前から毎日スクリプトを聞く
- 実戦形式で先読みスキルを磨く
- 復習は1.1~1.2倍速&シャドーイング
- 新しい問題を触れ続ける
中でも私はTOEICの問題のスクリプトを1.1~1.2倍の速さで聞く勉強が最も効果的と感じました。あえて高い負荷をかけて学習することで、本番ではゆっくりに聞こえて、結果的に満点をとれたのでおすすめです。
その際使用していたのは1日約100円で4,000問の問題が解き放題のスタディサプリTOEICというアプリです。
- たった3分で登録可能
- 7日間使って気に入らなかったら、解約してお金を払う必要なし
- 無料体験期間中でも全ての機能が利用可能
アプリからお申込みされた場合、通常月額3,278円ではなく3,700円となるので、ウェブページで申し込むようにしてください!
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試験20回分も収録しているため、あらゆるストーリー展開をインプットでき、少し問題を聞いただけで今後の展開が読めるようになったのも良かったです。
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③解答スピードUP&時間配分の設定
TOEIC900点をとるにはRパートで全ての問題を解き切るのが不可欠です。
そのため以下を意識して、とにかく模試問題集を解きまくりました。
- 自分に合った各Partの時間配分を決めること
- 時間を意識した実践演習で解答スピードを上げること
商品画像 | |||
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商品名 | 新形式精選模試リーディング3 | 新メガ模試1200問 VOL.2 | でる模試 リーディング700問 |
収録内容 | 模試5回分(Rのみ) | 模試6回分(LとR両方) | 模試7回分(Rのみ) |
価格 | 2,090円 | 2,640円 | 2,640円 |
特徴 | 本番より難易度がやや高く、解説が丁寧 | リスニングパートも収録されているが、解説なし | リーディングの問題量が最も多いが、解説なし |
精選模試はVer1とVer2もあり
メガ模試はVol.1もあるが流通量が小
全て実際に使用しましたが、特におすすめなのがR・L両パートを収録しているメガ模試です。
安いうえに難易度が一番本番に近いので、時間配分を決めてタイムマネジメント力を養うのに最適ですよ!
TOEIC900点が近づく通信講座2選
ゆくゆくは900点を目指しているが、
今は600~700点前後の中級者の方は、まず800点から目指してみるのもいいでしょう。
独学だけでなく通信講座を併用することでより短期間のスコアアップを目指せます。
今回は自身の経験ももとに主要TOEIC対策講座15社から2つを厳選しているので参考にしてみてください。
1.スタディング
スタディングは全ての学習がオンラインで完結し、スマホやタブレットでスキマ時間を活用して効率的にスコアアップが狙えます。
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800点コースの定価は49,500円と少しお高めですが、無料体験で10%OFFクーポン、学生なら20%OFFとお得に受講できるキャンペーンも多いです。
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詳細記事:スタディングTOEIC講座の口コミ・評判
2.資格の大原
専門学校や社会人スクールを手掛ける大手資格学校”資格の大原”は幅広い講座ラインナップや、手厚いサポートが魅力です。
教室通学/映像通学/Web通信と3つの学習スタイルがあり、全国各地にある教室の個別ブースで学習する映像通学コースは、メリハリをつけて学習したい方におすすめです。
550点/750点/860点を目指す3つのコースがありますが、いずれも価格は3万円台と他社よりも安く、860点コースなら余裕をもって800点以上を狙えます。
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詳細記事:資格の大原TOEIC講座の評判・口コミ
就活に向けてTOEICを頑張る大学生へ
いかがだったでしょうか。
「就活にTOEICは必要ない」という意見もありますが、
学生時代何も頑張ってこなかった私がここまで健闘できたのはTOEICで900点をとっていたおかげだと思います。
もし、今就活に不安を抱えていて、来年の春まで時間がある方はぜひチャレンジしてみてください!もし900点には届かなくても、点数として努力の結果が残り、就活の後押しになるはずです。
そして晴れて900点以上取れた方は面接等の中で、その効果を実感できると思います!取れるまでの過程や経緯についてお話しすることもお忘れなく。
今回の記事が皆さんの就活の参考になれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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普段はTOEIC以外にもキャリアに役立つ資格について情報発信をしているので、興味の合う方は他の記事もご覧になってみてください!Twitterもやっているので、質問等ある方はDMでお待ちしております~
コメント
コメント一覧 (2件)
投稿ありがとうございます。現在大学3回生で今年一生懸命に勉強して初toeicで985点を取りました。満点に近い点数ができて嬉しかったのですが、実際985点は面接や就活においてどのように扱われるか教えていただきたいです。ありがとうございます。
返信遅くなってしまい申し訳ございません。
記事を読んでくださりありがとうございます。
まずTOEIC985点取得おめでとうございます!985点は本当にすごいと思います。
985点もあれば外資やグローバルJTCにおいても(実態は置いといて)英語力は申し分ないと判断されると思います。
ただ当然語学力は評価軸の1つにすぎませんので、ぜひガクチカのロジックや一貫性、志望理由にもつながる内容か、そういったところを詰めていかれると良いと思います!
また、勝手に関西の方と推測しますが、首都圏組よりも就活の情報がまわってきづらいと思いますので、SNSや外就などを活用して早め早めに選考を進めてみてください!
質問者様の就活がうまくいくよう陰ながら応援させていただきます!