
- 900点は何問ミスできる?
- LとRどっちで稼ぐべき?
- どんな勉強をすべき?
こんな疑問を解消します。
990点満点のTOEICにおいて、
900点は”ほぼ満点”といえます。
そのためほぼミスは許されないと思っている方も多いのではないでしょうか。
ですが、実際はそんなことはありません。
意外と間違えられるんです!
今回は海外経験なしで950点をとった私が実体験をもとに
- 900点到達には何問ミスまで許されるのか
- L&Rそれぞれの理想の得点配分
- そのためにすべき勉強法
について徹底解説していきます。
900点まで最短で到達したい!という方は参考になると思うので、ぜひ最後まで読んでください。
- 学生時代にTOEIC950点を取得
- 大手金融機関のアセマネ部門にて勤務
- 簿記2級、宅建、証券アナリストを保有

TOEIC900点には何問ミスできる?
- 900点には90~93%の正答率が必要
- 最もミスできるのはRパートで満点をとるときで21問
- 最もミスできないのはLパートで満点をとるときで14問
【戦略】LとRの理想の得点配分
次の得点パターンがおすすめ
L:480 R:420
L:475 R:425
L:470 R:420
リスニングで稼ぐべき理由
- 得点のしやすさ
- スコアの安定性
- 多くの人にとって伸びしろが大きい
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TOEIC900点にはLとRそれぞれ何問ミスできるか

TOEICはリスニング100問、リーディング100問(各495点満点)で構成され、
「スコアの同一化」と呼ばれる相対評価的なものにより10点~990点のスコアがつきます。
ですから合計200問だからといって、1問=5点ではないということも押さえておきましょう。
さらにリスニングとリーディングとでは、
正答数と得点の対応の仕方が少し異なるのも重要なポイントです。
しかし、「この正答数ならこのくらいのスコアになる」という目安はあるので、
まずはLとRそれぞれ何問ミスでどのくらいのスコアが見込めるのかについて、紹介します。
TOEIC900点にはリスニングは何問ミスできるのか

まずはリスニングについて、正答数スコア換算表は以下の通りです。
(テストの難易度によって得点は変わりますので、参考程度にご覧ください。)
正答数 | スコア | 正答数 | スコア |
---|---|---|---|
100 | 495 | 89 | 455 |
99 | 495 | 88 | 445 |
98 | 495 | 87 | 435 |
97 | 495 | 86 | 430 |
96 | 490 | 85 | 425 |
95 | 485 | 84 | 420 |
94 | 480 | 83 | 420 |
93 | 475 | 82 | 415 |
92 | 470 | 81 | 410 |
91 | 465 | 80 | 405 |
90 | 460 | 79 | 400 |
赤文字の部分がポイントとなるところです。
リスニングの特徴は以下の通り。
- 2~3問ミスでも満点がとれる
- 90以上の正答数であれば「正答数×5点」以上のスコアが期待できる
その代わり、正答数85以上90未満の範囲では1問のミスが命取りとなります。
例えば、正答数89⇒88、88⇒87の箇所のように、1問ミスで10点も下がる箇所があります。
つまり正答率85~89%はコスパが悪く、90%以上の正答率はうま味が大きいということです。
リスニングまとめ
- 2~3問ミスまでは満点も狙える。
- 10~15問ミスの範囲において、1問ミスで10点下がる箇所がある。
- よって、900点をとるには90以上の正答数が望ましい。
参考:私がTOEICリスニング満点を取るためにした5つの勉強法とコツ【非帰国子女・非留学者でも簡単】
TOEIC900点にはリーディングは何問ミスできるのか

まずはリーディングについて、正答数スコア換算表は以下の通りです。
正答数 | スコア | 正答数 | スコア |
---|---|---|---|
100 | 495 | 89 | 405 |
99 | 495 | 88 | 400 |
98 | 485 | 87 | 400 |
97 | 475 | 86 | 395 |
96 | 465 | 85 | 395 |
95 | 455 | 84 | 395 |
94 | 445 | 83 | 390 |
93 | 435 | 82 | 385 |
92 | 425 | 81 | 380 |
91 | 415 | 80 | 380 |
90 | 410 | 79 | 370 |
赤文字の部分がポイントとなるところです。
リーディングはリスニングとは真逆の特徴があります。
満点は1問ミスまで、正答数91~99の間は1問ミスするごとに10点ずつ下がっていきます。
9割にあたる450点をとるには5~6問ミスしか許されないのです。
一方で正答数80~89の間ではスコアの変化幅がとても小さいです。
正答数88と84では400点⇒395点と5点しか変わりません。結果的に400点前後の割合がめちゃ多いです。
総じてハイスコアが取りづらいのがリーディングの辛いところなんです。。。
リーディングまとめ
- 正答数90以上では1問ミスごとに10点も下がる。
- 9割以上のハイスコアが取りづらい。
- しかし、900点とるには正答率90%台前半は確保したい。
参考:TOEIC900点越えの私がリーディングで9割とるためにした勉強法・時間配分・コツを徹底解説
TOEIC900点には合計何問ミスできるのか

次にLとRのスコア換算表をもとに900点のためには合計何問ミスまでできるのか解説していきます。
900点とるためのLとRの得点パターンは以下の通りです。
得点 パターン | L正答数 | R正答数 | 合計 ミス数 |
---|---|---|---|
L495 R405 | 97以上 | 89 | 14 |
L490 R410 | 96 | 90 | 14 |
L485 R415 | 95 | 91 | 14 |
L480 R420 | 94 | 91~92 | 14~15 |
L475 R425 | 93 | 92 | 15 |
L470 R430 | 92 | 92~93 | 15~16 |
L465 R435 | 91 | 93 | 16 |
L460 R440 | 90 | 93~94 | 16~17 |
L455 R445 | 89 | 94 | 17 |
L450 R450 | 88~89 | 94~95 | 16~18 |
L445 R455 | 88 | 95 | 17 |
L440 R460 | 87~88 | 95~96 | 16~18 |
L435 R465 | 87 | 96 | 17 |
L430 R470 | 86 | 96~97 | 17~18 |
L425 R475 | 85 | 97 | 18 |
L420 R480 | 83~84 | 97~98 | 18~20 |
L415 R485 | 82 | 98 | 20 |
L410 R490 | 81 | 98~99 | 20~21 |
L405 R495 | 80 | 99~100 | 20~21 |
表の赤字をご覧いただくと、
最もミスできるのは、
Lで405点、Rで495点(満点)をとるときの21問、
最もミスできないのは、
Lで495点(満点)、Rで405点をとるときの14問です。
つまり、900点に到達するには
最低でも90%(179/200)の正答率、
得点パターンによっては93%(186/200)の正答率が求められます。
合計ミス数まとめ
- TOEIC900点は90~93%の正答率が必要
- リーディングで稼ぐパターンが最もミスできる
これらを踏まえて、具体的に目指すべき得点パターンを解説していきます!
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【戦略】目指すべき900点の得点パターン

さて、ここからが本題です。
得点パターンごとのミスできる数をみると、
「一番ミスできるRパートで得点を稼ぐパターンのがいいのでは?」
と考える方が多いかもしれません。
しかし、私はこの戦略をおすすめしません。
私のおすすめは”リスニングで得点を稼ぐ”次のようなパターンです。
- L480 R430
- L475 R425
- L470 R430
※いずれもミス数15問、正答率92.5%程度
「なんでわざわざ15問しかミスできないものを!」
と思った方に向けて、私がリスニングで稼ぐことをおすすめする理由を解説します。
理由①リスニングは得点しやすい
TOEICでは一般的にリスニングの方が得点しやすいと言われています。
実際に過去3年間の平均点の推移を見るとその差は明らかです。
- 2019年度 588点(L:323点,R:265点)
- 2020年度 620点(L:337点,R:282点)
- 2021年度 611点(L:331点,R:279点)
Twitterを見てみても、
900点ホルダーはL>Rとなっていることがほとんどです。
また、正答数とスコアの関係からもはっきりと分かります。
正答数 | L | スコアRスコア |
---|---|---|
94 | 480 | 445 |
93 | 475 | 435 |
92 | 470 | 425 |
91 | 465 | 415 |
90 | 460 | 410 |
89 | 455 | 405 |
88 | 445 | 400 |
87 | 435 | 400 |
86 | 430 | 395 |
85 | 425 | 395 |
上の表は同じ正答数におけるLとRそれぞれのスコアです。
ご覧いただくと分かるように、
9割前後の高得点帯では同じ正答数でもリスニングの方が点数が高くなる傾向があります。
つまり、少ない正答数でコスパよく点数が稼げるというわけです。
理由②リーディングは1問のミスが命取り
先ほどのスコア換算表により、次のことが分かります。
正答率9割付近では1問ミスするごとに
- リスニングは0~5点下がる
- リーディングは10点下がる
リスニングは1問間違えても点数が変わらないことすらありますが、
リーディングは1問のミスで10点も失ってしまいます!
言い換えると、Rパートで満点近くを目標に据えていた場合、
当初の予定よりも2~3問多くミスをしただけで、20~30点もスコアを落とします。その日の調子や問題との相性で2~3問下振れることなんてしょっちゅうありますよ。
つまり、リーディングを軸とした点数の取り方は安定しないということです。
以上より、1問ミスしても致命傷になりにくいリスニングで高得点を狙うのがおすすめです。
理由③大半の人はリスニングの方が伸びしろがある
実際にTOEICを頑張ってきて感じたことは
大半の人はTOEICの方が伸びしろがあるということです。
- 2017年12月:835点(R425点 L410点)
- 2018年12月:890点(R445点 L445点)
- 2019年4月:950点(R455点 L495点)
私は初めてTOEICを受験してから、LとRともに同じ時間をかけて対策しましたが、
結果的にRは30点アップに対して、
Lは85点もアップしました。
その理由として学生時代にリスニングの勉強をする機会が少ないことがあると考えます。
学生時代、受験などでリーディングよりもリスニングが重視されたことってないですよね。
そのため、リーディングに費やす時間が増え、リスニングはおろそかになっていた方が多いのではないしょうか。
私は受験で得た単語力、文章読解力のおかげでRパートは割と解けましたが、Lパートは最初散々でした。。。
でもTOEICの学習を通じていつの間にかリスニングの方が得意になってました。
もしあなたも同じような境遇であれば、リスニングの方が伸びしろがあり、時間をかける価値があると思いますよ!
【結論】リスニングパートで効率よく稼ぐべし!
上記3点の理由から、
- L480 R430
- L475 R425
- L470 R430
のようにリスニングで高得点を狙うことをおすすめします!
L495 R405でも問題ないですが、それで900点をとった場合、
950~990点を目指すときにRパートだけでスコアを伸ばすことになるのは、なかなかしんどいと思います。
ですから、Lパートでコスパよくスコアを稼ぎつつ、更に伸ばせる可能性を残しておきましょう。
TOEIC900点を達成するためにしたリスニング対策

私が苦手だったリスニングを克服し、急成長した勉強法は以下の通りです。
- 媒体を問わず毎日英語を聞く
- 試験1か月前から毎日スクリプトを聞く
- 実戦形式で先読みスキルを磨く
- 復習は1.1~1.2倍速&シャドーイング
- 新しい問題を触れ続ける
特に③、⑤の実戦形式の問題演習が最も役に立ったと感じます。
ただ実践問題集って結構高いんですよね。公式の実践問題集は模試たった2回分で3,000円とコスパが良いとは言えません。
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参考:スタサプTOEICの口コミ・評判
参考:スタサプを使って900点をとった勉強法
参考:スタサプの無料期間に確認すべきこと4選
TOEIC900は何問ミスできるか:まとめ
いかがだったでしょうか。
TOEIC900点は簡単ではないですが、取った先にはメリットが沢山あります。
ですので、今日ご紹介した得点配分でぜひ効率的に900点を目指してみてください!
普段はTOEIC対策やメリットについて、実体験をもとに記事を書いています。
最後まで読んでいただきありがとうございました~!
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