2024年も8月終盤を迎え、宅建に向けて勉強し始めた方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は私が大学2年生のときに3か月の勉強で独学合格したときの勉強スケジュールを紹介します!
8月からどのように勉強しようか悩んでいる方のお役に立てたら嬉しいです。ぜひ最後までご覧ください。
- 大学時代に宅建を取得
- 大手金融機関のアセマネ部門にて勤務
- TOEIC950点、簿記2級、証券アナリストを保有
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宅建3か月の勉強スケジュール:8月(試験3か月前)
私は8月の頭から宅建の勉強を開始しました。
当時好きだった女の子に彼氏がいることが分かり、その虚しさを勉強で昇華させるべく、、
まずはテキストを買いましょう。
私が使用していたのは
『わかって合格る宅建士 基本テキスト』です。フルカラーで図解が多く、タイトルのように理解して合格することに重点が置かれている参考書です。
結構分厚いですが、「民法」「宅建業法」「法令上の制限」「その他関連知識」の各単元ごとに小冊子になっており、切り離せるので持ち運びにも便利でした。
最初はテキストを読んで広く浅く理解することに努めましょう。予備知識のない初学者だったので、民法独特の法律用語や用途地域の制限など全く頭には入りませんでしたが、まずはテキストを一周して全体像を掴むことを意識しました。
8月の中旬から下旬にかけては、テキストを見ながら、6年分ほど過去問を解いていきます。自力で解くときのことも考えて最新年度はやらずに残しておくことをおすすめします。
過去問についても
『わかって合格る宅建士 過去問12年プラス』を使用しました。
過去問なんて解けば解くほどいいと考えるタイプなので、12年分も収録されているこちらを選びました。
他の資格だと12年も経つと、出題傾向やカリキュラムの変更などで古い年度は使い物にならなくなるのですが、宅建は業法や民法に改正はあれど、大きな出題傾向に変更はないので、全て解く価値は十分にあります。
もちろんこの段階では解ける必要はなく、
あくまでも頻出範囲や求められる暗記精度や選択問題の選択肢がどのように間違っていることが多いのかがイメージできれば十分です。
おそらく「誤りの選択肢見つけるのむずっ!重箱の隅をつついてくるやん」と焦りを覚えます。
宅建が他の資格試験に比べて、「正しい選択肢を選びなさい」「誤っている選択肢を選びなさい」の選択問題が難しいことがお分かりいただけると思います。
宅建3か月の勉強スケジュール:9月(試験2か月前)
9月上旬
9月は過去問によるアウトプットとテキストのインプットを平行して進めていきましょう。
まず過去問について、私はまだ手をつけていなかった6年度分の過去問を自力で解きました。
ところが、びっくりするくらい解けません。
宅建の合格ラインは35問/50問がボーダーラインとなりますが、全て20点台、ひどい年は21点でした。
でも、ここでへこたれてはいけません。
見直しを丁寧に行いましょう。
暗記が不十分だったところは仕方ありませんが、知らなかったところや勘違いしていたところの理解を意識して、同じような問題で躓かないことが重要です。
続いてテキストについて、
過去問で暗記が不十分だと思ったところを重点的にインプットし、各数値や用途地域の制限などを何も見ずに思い出すアウトプットの訓練をしましょう。
9月下旬
9月の下旬からは過去問12年度分の2周目に取り掛かりましょう。
私自身この期間が一番実力がついたと感じています。どんな勉強にも通じることですが、問題集や過去問は2周目以降に定着します。
さすがに一度解いた問題なので30点台後半から40点台を取ることができましたが、裏を返せばいまだに10問くらいは間違えてしまうレベルでした。
正解できたところはスルーして、間違えた問題の範囲を徹底的に復習しました。
宅建3か月の勉強スケジュール:10月(試験3週間前)
10月に入っても引き続き、過去問の2周目を解いていきます。
一度解いた問題を解き、復習しているだけなので、力が付いているのか不安に思うこともありました。
でも、大丈夫です。
過去問にもテキストにもない問題が出ても誰も解ける人はいません。宅建は相対評価なので、いかに周りが解ける問題を取りこぼさないかが重要です。理論上、過去問とテキストが頭に入っていればまず受かる試験なんです!
10月に入ると焦りから平日も1日5時間ほど勉強する日々が続き、ひとまず過去問の問題はほぼほぼ解けるようになりました。
宅建3か月の勉強スケジュール:試験直前期(試験1~2週間前)
試験1~2週間前に過去問2周目を一通り終えたら、腕試しもかねて予想問題集を解きましょう。
使用した問題集は『みんなが欲しかった!宅建士の直前予想問題集』です。予想試験問題が4回分も収録されており、有名な著者さんだったので、こちらを選びました。
過去の出題傾向を踏まえた出題がメインなので、過去問を2周している私は35~40点くらいは安定してとることができました。
問題演習で自信をつけつつ、直前期(試験1週間前)は以下のことを重点的に行いました。
- 過去問で2回とも間違えた問題の復習
- 「宅建業法」「法令上の制限」の暗記事項を再度確認
- 予想問題集の「教科書」ページで頻出項目の整理
- 法改正や最新統計など今年度新しく出そうな分野をチェック
宅建合格と最後に
本番当日、大人たちに囲まれながら、なんとか力を出し切りました。周りで大学生低学年の人はほぼおらず、かなり雰囲気に飲まれましたが。
受験直後はあまり手ごたえはなく、ボーダーラインかなと思っていましたが、40/50で無事合格することができました。
失恋から始まった3か月間の短期集中型の勉強は受験を思い出すほどハードでしたが、達成感は非常に大きく、国家資格を取得できた経験は大きな自信につながりました。
宅建を取得して具体的にどう役に立ったのかは下記の記事でまとめております。不動産業界に行かなくても、役立つ機会は多くあることがお分かりいただけると思います!
講座 | フォーサイト | アガルート | スタディング | クレアール | 資格の大原 |
---|---|---|---|---|---|
おすすめ度 | (5.0 / 5.0) | (4.5 / 5.0) | (4.0 / 5.0) | (3.5 / 5.0) | (3.5 / 5.0) |
価格 | 59,800円 (バリューセット1) | 71,280円 (入門総合カリキュラム) | 19,800円 (スタンダード) | 59,800円 (完全合格パーフェクトコース)(割引前) | 151,500円 (宅建士合格コース) |
合格率 | とても高い (76.1%) | 高い (64.8%) | 非公表 | 非公表 (約40%) | 非公表 |
コスパ | 良い | 良い | とても良い | 良い | お高め |
サポート体制 | 充実 | 充実 | 少なめ | 充実 | とても充実 |
おすすめ 対象者 | 確実かつ短期で合格を目指したい方 | バランスのとれた安心の講座を受講したい方 | 費用を抑えて合格を目指したい方 | 非常識学習法でコスパ良く合格を目指したい方 | 通学しながら確実に合格したい方 |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
以上、私が宅建合格に向けて、実際にどのように勉強してきたのかをお伝えしてきました。宅建は合格率が低く難しい試験ですが、3か月間正しく効率的に勉強すれば、誰にでも合格のチャンスがある試験です。悩まれている方がいたら、ぜひ挑戦してみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!普段はキャリアに役立つ宅建以外の資格についても書いているので、就活や転職を考えている方はぜひ見てみてください!
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